ケンブリッジ国際児童英検(YLE)

ケンブリッジ国際児童英検(YLE)とは、Cambridge English: Young Learners Practice Test (ケンブリッジ英検の子ども向け準備テスト)です。
世界約130カ国で実施されている、国際的に認知された英語の試験です。
子どもたちの「実用的な英語力向上をサポートする」目的で1993年にスタートしました。
リーディング、ライティング、リスニング、スピーキングの4技能をバランスよく想定するテストです。

ケンブリッジ国際児童英検は英語を母国語としない児童が、ネイティブに近いマスターレベルにまでなれる英語教育カリキュラムに沿って作られた画期的な英語検定です。このカリキュラムを学校教育に取り入れているアジアやヨーロッパの学校では、高校を卒業する頃にはほとんどの生徒たちが留学せずに英語で普通にコミュニケーションできるようになっています。


主な対象者は6歳から12歳くらいの児童


年齢制限は設けられていませんが、試験で取り扱われるトピックは学校生活や休日のピクニックなど、6〜12歳の児童を対象にした内容になっています。


レベルは3つに分けられる


ケンブリッジ国際児童英検は初級から上級まで

・Pre1 スターターズ(日本の英検4級に相当)
・A1 ムーバーズ (日本の英検3級に相当)
・A2 フライヤーズ (日本の英検準2級に相当) の3つのレベルに分かれています。


スターターズ(初級)のレベル

自分自身のことについて質問に答えることができます。
(例)”What do you like?” (あなたは何が好きですか?)
– ” I like pizza.” (私はピザが好きです)

ムーバーズ(中級)のレベル

日常会話の質問に対して答えることができます。
(例) “Who do you play with at school?” (学校で誰と遊びますか?)
– ” I play with my friend Julia.” (私は友達のジュリアと遊びます)

フライヤーズ(上級)のレベル

接続詞を使って会話ができます。
(例) ”What did you enjoy most about today?” (今日一番何が楽しかったですか?)
– ” The trip to the museum because I love science.”
(博物館に行ったことです。なぜなら私はサイエンスが好きだからです)


特徴


① カラフルで面白く、かつ実践的なテスト形式のため、テストを受けているという感覚なく受けられます。

② 目的は優劣をつけることではなく、楽しみながら英語を学び、好きになることです。
このテストは、合格を判定される者ではなく、自分の今いるレベルが判定されるものです。
学習を継続しながらテストを受講することで、自分のレベルアップが実感できるため、自身につながります。

③ ケンブリッジ国際児童英検(YLE)の次のステップは、ケンブリッジ英検です。
ケンブリッジ国際児童英検は、ケンブリッジ英検の学習の第一歩として最適です。ケンブリッジ英検は、EU諸国では最も認知度の高い英語試験で、将来、留学や海外で働くことを目的にしている人には最適な試験です。